1年ほど前に話題になったプリウスの急加速事件、米国当局が電子制御デバイスに問題がなかったという最終報告をまとめた。このニュースは、当ブログでも怪しい事件として取り上げたが、予想どおりの結果となった。
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いかがわしい証人と欠陥報道●メディアが報道批判?
米メディア、当時の「トヨタたたき」報道批判 欠陥なし報告で(2011/2/12 19:16)
トヨタ自動車の急加速問題で米当局が「電子系システムに欠陥はない」との最終報告をまとめたことを受け、米メディアでは様々な論調がみられた。米紙ワシントン・ポストは社説で問題の核心に迫れなかった議会公聴会のあり方を疑問視した。消費者の不安をあおった当時の報道姿勢への批判も目立った。
ワシントン・ポストは9日付の朝刊1面で当局の調査結果を詳報。社説では、米公聴会では問題の核心に迫ることより話題作りが目的になることがあると指摘。「政治的に誘引された(世論の)ヒステリー状態も責められるべきだ」とした。
一方、一連の問題でトヨタに対する批判が目立ったロサンゼルス・タイムズ紙は、当局の判定について「納得できない」とする消費者の声を紹介。裁判でトヨタを訴えている原告側弁護士らが、独自調査で「システムに重大な欠陥を見つけた」と話していると伝えた。
米誌ビジネスウイーク(電子版)は11日、ラジオ番組司会者のエド・ウォレス氏の寄稿を掲載。急加速するトヨタ車の映像を繰り返し流した米テレビを「報道の正確さより視聴率稼ぎを優先し民衆の不安をあおった」と批判した。
トヨタ生産方式に関する研究で知られるジェフリー・ライカー米ミシガン大教授は11日、ハーバード・ビジネス・レビュー誌(電子版)に寄稿。政府やメディアは、問題を解決する際に秩序だった手法を用いるトヨタから何かを学ぶべきだと皮肉った。
日本のマスコミはこれらのニュースを小さく取り上げただけで、そそくさとネット上から記事を消し始めている。やはり後ろめたさがあったのだろう。
●ありえないことを事実のように見せる「奇術師」このニュースは最初から異様さがあり報道を疑問視していた人が多かった。日本のマスコミは何の疑問も挟まず、米国から配信されるニュースを「真実」として検証も考察もなく垂れ流していた。そういうマスコミの姿勢へ疑問を投げかけるジャーナリストも少なくなかった。
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第1回 トヨタ問題をリードしたLAタイムズの「調査報道」 日本の新聞が報じないリコール騒動の真実当委員会でも最初から報道を疑問視していたが、予想どおり米当局が公式に電子制御に問題がなかったと最終報告をまとめた。やはり、何か怪しげな現象は疑いが持たれるようだ。専門誌はトヨタ問題の本質を見抜いているような記事もあった。腑に落ちない現象は必ず裏があると思っていいだろう。
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プリウスのリコールを巡る過熱報道●また「うやむや」になった報道責任結局、根拠がないデマだったことになったのだが、報道各社は過度に不安を煽った報道責任をどう考えているのだろうか?自動車工学の観点で見れば、最初からウソだろうと分かる事件だったが、専門知識もない記者が憶測で不安を煽る報道してきたと言わざるをえない。
安易な報道に対する責任が問われるべきだが、真相に迫れなかった反省どころか「日本政府の対応も頼りないものだった」と責任転嫁する3K新聞のようなマスゴミでは絶句するしかないし、おそらく永久に更正する見込みはないだろう。
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形勢逆転のトヨタ問題、日本各社新聞のそれぞれの反応停車した車のエンジンを空ぶかしし、さも急加速したかのようなでっち上げ映像を放送したのは米国ABSテレビ。日本のフジテレビも負けじと「プリウスが減速中に加速した」という奇妙な現象を放送した。その報道は事実なのか?とフジテレビ宛にコメントを書いたのだが、とうとう掲載されず何のリアクションもなかった。
25年前のオートマチック車の急発進事故や2004年頃にあった三菱車の車両火災事故などのヤラセ報道をまだ反省していないようだ。トヨタ車を欠陥車呼ばわりしたマスゴミだが、今度は自らが
ヤラセ報道という不名誉な疑いをかけられることになるだろう。
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自由報道協会(仮)の公式サイト http://fpaj.jp/
現在準備委員会
現在準備委員会の会員は以下21名です。(2011/2/27現在 50音順)
(暫定)代表 上杉隆
伊田浩之
岩上安身
上垣喜寛
烏賀陽弘道
江川紹子
小川裕夫
上出義樹
亀松太郎
...
なーんにも知らなかった私。
今は解ってきましたが、マスコミがこんなに日本に害をもたらしてるとは知りませんでした。
悪意が無く、ひたすらスキャンダルで騒ぎ、批判し、国民の利益や個人の人権もどうでもよい。
新聞が売れさえすれば、それでよい。