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[C827] 流石です

実に解りやすいのですが、今日は。梅酒のお湯わりでかなり酔ってます・・・という事で・・・今回はとりあえずのコメント投稿です 日を改めてコメント入れます

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破損箇所のかみ合わせで事実が分かる

この記事は、御用鑑定の比較一覧のNo.4「白バイの衝突姿勢」と関連事項の解説である。
蔵出しシリーズも終盤に近づいた。細かなものを含めるとまだ公表すべきことが山ほどあるが、蔵出しシリーズでは重要な事項だけに絞ることにしている。

●鮮明な画像で事故状況が明らかに
以前は不鮮明な写真しかなく、どこがどう壊れているかさっぱり分からなかったが、精細な写真によって白バイの破損状況を詳しく調べることが可能になった。真実に迫るために非常に重要な事である。

●白バイのタンクは鋭利な部分で穴があいた
白バイが衝突したとき、燃料タンクに穴があいてガソリンが流出している。破損箇所を細かく見ると、左側アルミ合金製メインフレームにえぐられた深い傷があることがわかった。この傷ができた状況は、バスの鋭利な部分が白バイ側面に当たったと見られる。イグニッションコイル(A)が脱落し、次にABS 系の金属製ブレーキパイプ2 本(B)を剪断し、さらにメインフレーム左側上面にV字形に深く刻まれたえぐれ傷(C)を付け、最終的に燃料タンクを付き込んでガソリンを漏出させた穴(D)をあけたと見られる。燃料タンクにあいた穴の周囲がへこみ、タンクの下縁が上方へめくれ上り、塗料が剥がれて鉄板がむきだしになっている。
白バイ損傷1

左カウルが大破して脱落し、左側ラジエターはやや変形しているが、ほぼ元の取付け位置を保っている。ラジエターのリザーブタンクも大きな破損は見られない。

なお、フロントフォークが揃って真後ろに突き込まれておらず、左右フォークのインナーチューブが前後に曲がっていることが確認できる。ハンドルに大きな変形は見られないが、前輪とハンドルが直進に揃わなくなっている。この曲がり方は、前輪がまっすぐに物体に当たって突き込まれた状態ではなく、前輪が左右にねじられた状態を示す。これは、前輪がバスの車体下に潜り込んで白バイの車体に押されたため、左右フォークが互い違いにねじられたものと考えられる。

えぐれ傷の延長線をたどると、ブレーキパイプの剪断面とタンクの穴(A)がほぼ一直線に並ぶ。この傷の方向は、黄矢印で示したように、白バイの斜め前方からである。これが白バイがバスに衝突した角度である。科捜研や御用鑑定士が仮定するように、白バイが直立姿勢で衝突すれば、この角度で傷が付くことがない。このえぐれ傷の方向は、白バイがバスに対して斜め方向から衝突した証拠である。

白バイ突き込み方向

●えぐれ傷をつけた部分はサイドメンバー先端部
白バイのメインフレームが深くえぐられた傷(A)は、バス側の小さな面積の強度部分が当って生じたものと考えられる。形状としては彫刻刀のV字形の刃ような部分である。これに相当する部分は、バスのボディパネルの所で水平に折れ曲がった部分(B)の裏にある上側サイドメンバー(C)の前端部である。

白バイ損傷2.

水平に折れ曲がったボディパネルのライン(B)より高い側面部に白バイの車体部分が当たった形跡がない。これは、白バイが右に深くバンクした姿勢で衝突したことをものがたっている。

右フロントピラー(D)下端部が突き込まれてサイドメンバー(C)前端部との接合部で急に折れ曲がり、その接合部がフロントピラー(D)との接合部から剥がれている。えぐり傷を付けたバス側の構造部は、サイドメンバー(C)前端の角部(E)が一致する。フロントピラーは薄い鋼板を貼り合わせた構造で大した強度はないが、サイドメンバーは頑丈な鋼材製であり、そのエッジ部分の高さ、強度、形状などが白バイ側のえぐり傷に符合する。

白バイ損傷3

右フロントピラーの塗料が剥げた部分(F)は、白バイのフレームと強くこすれたものと考えられ、えぐれ傷がついた状況をよく物語っている。他の部分で傷がついた可能性がないか、修復されたバスの車体下から観察しても、サイドメンバー(C)前端の角部(E)以外にフレームにえぐり傷を付けられるような部分は見当たらない。

一般的な乗用車は薄い鋼板を組み合わせたボックス形状で強度を稼ぐモノコック構造だが、バスの車体構成は古典的なシャシー&ボディ構成である。これは、車体の骨格ともいえるシャシーに外皮となるボディを乗せた構造である。車が受けるさまざまな応力はシャシー部位が支えるが、サイドメンバーはボディを裏から支える肋骨のような役目である。衝突部分にある強度部位はこれ以外にない。

●バスの車体下構造と修理箇所から鑑定士のウソが分かる

弁護側は、修理されたバスを隅々まで観察し、実際に走らせて検証作業を積み重ねている。しかし、2名の御用鑑定士は、いずれもバスの実車を見もせずに、写真と公式な書類だけ見て薄っぺらな鑑定書を書いている。この差が、御用鑑定士のウソを曝くために役立っている。下の写真は修理されたバスの下部構造である。

バス車体下構造

バスの左ボディパネル裏側に強度メンバー(サイドメンバー)が上下2 本あり、上側サイドメンバー(A)は鋼鉄製角材で強度が高く、下側サイドメンバー(C)は鋼板プレス製で強度は高くない。上側サイドメンバー(A)は、より強度が高いサイドフレーム(B)に結合されている。下側サイドメンバー(C)はボディ外板の下端付近にあり、ウォッシャータンク(D)などの軽い部品が取り付けられている。

サイドフレーム(B)とフロアパネル(E)に修理を要する大きな損傷を受けていた。エアタンク(F)に交換を要する損傷はなかったが、関連部品の交換やサイドフレーム等の修正作業のためにエアタンクが取り外されている。

運転席の足下にあるステアリングギヤボックス(G)やピットマンアーム(H)、ステアリングロッド(I)など基本構成部品の修理・交換は行われていないがステアリング機構の油圧パイプを交換している。これらの修理状況から、白バイが衝突した際の衝撃エネルギーの多くは上側サイドメンバー(A)が受けていたことがわかる。

O鑑定書には「構造強度の強いフレーム(構造材)の変形・破損は写真で見る限り観察されない」と書かれていた。しかし、バスの修理見積書から、サイドメンバーを支えるサイドフレームとフロアパネルに修理を要する大きな損傷を受けていた事実が明らかになっている。つまり、サイドメンバーが衝突の一次衝撃によって突き込まれ、この周辺部のボディパーツに大きなダメージを受けたということである。

白バイの傷から衝突地点が明らかにされる。次回記事に乞うご期待。


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監視委員長

Author:監視委員長
職業:元自動車メーカー社員で、バイクや自動車の取り扱いや技術に詳しいらしい
資格:自動車整備士資格があるらしい
趣味:写真を撮るのが得意らしい
特技:若い頃にバイクのレースに出てたらしい

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