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【悪徳のDNA】逆転無罪判決で晒された冤罪メーカー

ほぼ10か月ぶりの記事である。新しいネタがなく、事件の推移を見守るしかない高知白バイ事件だが、他の冤罪事件を取り上げながらねじを巻いてみる。

逆転無罪判決!鹿児島強姦冤罪事件
鹿児島で起きた冤罪事件が裁かれた。今度は逆転無罪判決である。

女性に暴行したとして強姦(ごうかん)罪に問われた男性に対する控訴審判決で、懲役4年の実刑判決とした1審判決を破棄し、2016年1月12日逆転無罪が言い渡された冤罪事件があった。この事件で注目すべきは、検察側の証拠隠しを判決文で指摘していることだ。県警の鑑定で被害者から検出されたDNAが、被告のDNA型と整合しなかったため「鑑定ができなかった」とした可能性が否定できない、という。
鹿児島「強姦事件」主な争点
鹿児島「強姦事件」主な争点
また、県警が鑑定過程を記載したメモや試料などを捨てたことも高裁から厳しく批判されている。富山連続婦女暴行事件、地元鹿児島の「志布志事件」、群馬県の「足利事件」など冤罪事件の教訓が生かされなかったことは、捜査側に学習機能が皆無で、惰性でワンパターンを繰り返す能力しかないことの証明だろう。

鹿児島・強姦事件 「県警の証拠隠し」言及 福岡高裁支部、被告に逆転無罪

これらの報道と対極にあるのが産経である。産経の報道では、別人のDNAが検出されたことを裁判所が認めたとしか書いていない。検察側の証拠隠しのところがすっぽり削られて、逆転無罪に至る過程の重要な背景がまるで伝えられていない。これでは報道の隠蔽と言うほかないが、産経の情報操作は毎度のことなので特に驚きはしない。
強姦罪男性に逆転無罪…鑑定、別人のDNA検出 高裁宮崎支部

この事件で「鑑定できなかった」というのは「ずさん捜査」ではない。DNA型が合わなかったことを知っていながら隠した、証拠ねつ造に等しい事実操作行為が問題の本質である。DNA鑑定自体は個人を特定する精度が高くても、運用を悪用すれば都合のいい冤罪ツールと化してしまう。

この事件を高知白バイ事件に投影してみると、案外似た構図が浮かび上がる。想定した構図にむりやり証拠を当てはめ、権力に不都合な事実は隠してしまう。警察と検察、そして利害関係で結びつく報道機関がタッグを組む悪しき伝統「悪徳のDNA」である。

高知白バイ事件の冤罪メーカー
平成26年12月、高知白バイ事件が地裁で棄却され、弁護士側は高裁に即時抗告を申し立てている。あれからまる1年が経過したが、三者協議などは1度も開かれず、何も進展がない状態が続いている。即時抗告事件がこんなものかよく知らないが、1年も動きがなく、書類を預かって何をしているのか?当監視委員会としても新たに出すネタが乏しくなり、メディアも世論も風化の一途である。そこを裁判所が狙っているのか、慎重に審理しているのか?

この流れに一石を投じるつもりで、即時抗告の申し立てについて検察の「悪徳のDNA」をやり玉に挙げてみる。

高裁に即時抗告を申し立てた件に対し、高松高等検察庁の小原浩司という検事が作成した意見書を見る機会があった。全体的には、地裁の認定を支持し、抗告には理由がないという論調である。これは、抗告を申し立てられた方としては当然だが、原審判決文のコピペというべき定型パターンであり、新たに何かを検討・考察を加えた形跡は何もない。書類を見て、テキトーに拾い読みをしただけという印象の意見書である。

一例として、高知白バイ事件で、いまだに明快に説明されていないのが「濃さの変化するブレーキ痕」がある。某御用鑑定士が「タイヤのクズ」説を強弁したが、弁護団の指摘で御用鑑定のボロが明らかになっている。ところが、検事は弁護団が提出した三宅鑑定を引き合いに出し、“「液体が染み込んだような痕跡がある」と書いているが、画像には痕跡も光の反射も認められない”、などと愚にもつかない与太話を披露している。

スリップ痕実証3
液体で作った偽造ブレーキ痕と証拠写真に写されたブレーキ痕の比較。お馬鹿で聞く耳持たない検察に偽造可能と説明しても、理解しようとしないだろう。
この検事は、液体を塗ったらずっと濡れているだろう、という固定観念しかない。このブログでも指摘しているが、事故現場ですぐに手に入る液体は白バイから漏れたガソリンである。ガソリンは揮発性が高く、事故処理班が撮影した頃には“塗ったブレーキ痕”は十分に乾いており、光の反射があるはずもないのだ。

しかも、検事は御用鑑定で濃さが変わるタイヤ痕の原因説である「タイヤクズ」が見えるとも指摘していない。あるはずがないから当然である。検事がブレーキ痕のクローズアップ写真で「タイヤクズ」が写っていると認めなかったことは、御用鑑定による「濃さの変化するブレーキ痕」の説明根拠がないことに他ならない。それにもかかわらず、検察側は「濃さの変化するブレーキ痕」の説明根拠について何も言及していない。この点は、不合理な事実は無視する姑息な姿勢を指摘せざるをえない。

他の例として、弁護士側は衝突の痕跡から衝突時白バイのバンク角を求め、そこから計算すると白バイが右折車線内で衝突した可能性がある、と指摘している。これに対し、小原浩司検事は、O鑑定士の尋問調書から「いくらプロがやっても、60キロで走ってて、そんなに右に曲がって、バイクは曲がりません。不可能だと思います」という一節を引用し、弁護士側の計算結果を否定しているのである。

白バイの旋回進路計算
弁護士側は白バイの旋回進路を計算して可能性を証明したが、検察側は御用鑑定士の発言“ボク思います”を引用して否定するしか手がないようだ。
弁護士側の物理計算に基づく鑑定に対し、検察側は大型オートバイに乗った経験があるのか怪しい1948年生まれの御用鑑定士の発言“ボク思います”を引用して否定しようという魂胆なのである。計算による論理的な反証ができない苦し紛れの言い逃れしか手はないのだ。

検察側の貧弱な物理的考察力に基づき、原判決を盲信していいのだろうか。原判決に拘泥せず、違った視点で証拠を精査すれば、不整合な点や疑問点が見えてくるはずである。やる気があれば出来る子だと信じたい。しかし、相変わらずな価値観で最初に描いた構図に当てはめ、視野狭窄的に事実歪曲を企てるのが検察である。

これは、検事個人の問題ではない。監視委員長は今まで4人の検事とお話しした経験があるが(容疑者じゃねーよ)、マトモと思える検事は1人だけだった。他の3人は物事の事実認定に常識外れというべき偏りがあり、中には巧みに誘導を試みて事実をねじ曲げようとした狡猾なN検事もいた。その経験から言えるが、捜査機関の悪しき体質が冤罪を起こす温床になっているのである。これでは、検察が悪徳のDNAを引き継ぐ冤罪メーカーと呼ばれてやむをえないではないか。

最近の冤罪事件の判決を見ていると、裁判官の冤罪事件への理解がわずかながら変化しているように思えるのが希望である。高知白バイ事件の即時抗告が申し立てられて1年以上も放置されているが、高等裁判所が慎重に審理しているのか、それとも世論の風化を待ってこっそり棄却の言い渡しを企てているのか?期待したいが、今まで何度も期待を裏切られたことから過度な信頼は禁物であろう。果たして、どういう結論を出すだろうか?

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プロフィール

監視委員長

Author:監視委員長
職業:元自動車メーカー社員で、バイクや自動車の取り扱いや技術に詳しいらしい
資格:自動車整備士資格があるらしい
趣味:写真を撮るのが得意らしい
特技:若い頃にバイクのレースに出てたらしい

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