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高裁、世論の風化を待って再審棄却言い渡し

すでに各方面から公表されているが、高知白バイ事件の再審請求即時抗告が棄却された。申立て受理後は、検察側と弁護士側からそれぞれの意見書が提出されただけで、話を聞くなどの調査は一切なかったという。つまり、高松高裁の半田靖史裁判長が書類だけで棄却を判断したということだ。

何度も繰り返すが、原審から今までどの裁判官も、ただの一度も事故車を見たり事故現場を見に来たことがない。書類だけですべて判断できるという姿勢は思い上がりではないのか?まあ、結論ありきなら、めんどくさいことはしないだろうが。

また、申立てから1年9か月も経ってから棄却の決定である。書類を見るだけならこのような時間は必要ない。長期間放置した末に棄却するとは、世論の風化を待って通知することが目的の姑息な手口というほかない。


中身がないコピペ内容の決定書
決定書の中身は、今までの裁判官の内容を基本的になぞったものである。多少の違いはあるが、過去の判決分のほぼコピペと見てもよい。特にタイヤ痕に溝がないことについて、裁判所が指定したO御用鑑定ではブレーキ痕とし、検察が提出したY回答書では横滑りによるヨーイング痕としており、見立てが全く異なる点について言及している。しかし、これほど原因説が異なるのにもかかわらず…
タイヤ痕に溝が印象されなかった理由として考えられる点では両者(O鑑定書とY回答書)の見解が一致しており、そのような(ブレーキ痕だろうがヨーイング痕だろうが)理由付けが不合理とはいえない。
( )内は当方の補足であるが「原因説はどうでも良いが、溝がないタイヤ痕が起きるかも、という事で一致しているじゃん」ということである。

宗教的ともいえる裁判官の結論ありき思想
決定書の後の部分でもあるが、原判決とO鑑定書・Y回答書の見立ての食い違いについても、あっさりしたものである。下記は決定書の意味が変わらない程度に普通の日本語に訳している(笑)
本件タイヤ痕が本物のタイヤ痕であるとした場合、それがブレーキによる制動、横滑りによる制動等の原因は確定できないが、だとしても路面擦過痕等に疑いが生じるとは言えないし、確定判決に合理的な疑いが生じるともいえない。
原因から結果的に現象が生じるにもかかわらず、入口の想定が全く違っても結果が“大体よければすべてヨシ”という裁判官の怠惰な思考には驚かされる。

バスの動きとともに白バイを引きずった痕跡とされる路面擦過痕は、車の動きに合わせた形状や方向になるはずである。仮に横滑りだとしたら、タイヤ痕のような痕跡も路面擦過痕の方向形状も、バスの進路が変わって破片の散らばり方も違うものになるはずである。御用鑑定士同士で「縦だ横だ」と言い張る論理の不合理さに対して、何の思慮もなく疑いを挟まない裁判官。1つの前提が変われば関連する事象が全部影響を受けるのである。技術面から見れば、非論理すぎて宗教的とさえ言える異様な世界である。

特異性も資料も示さない“まれな現象”が根拠
この決定書の珍奇さのハイライトとも言えるのが「濃さの変わるブレーキ痕」の認定である。決定書はこういうことを言っている。
Y回答書は「タイヤの摩耗粉」O鑑定書は「タイヤ表面から剥離したゴム質」がタイヤと路面の間に多く残って(溜まって)濃く見えることがあると述べている。いずれも可能性を述べるにとどまるが、このような解釈が可能なのであるから、先端が濃くなっていることが特に不自然であるとはいえない。
これには唖然とした。「先端が濃くなっていることが特に不自然ではない」だと?何を論点のすり替えをしているのだ。この裁判官は。

弁護側は原審から「タイヤ痕の濃さが変わることはありえない」と言い続けている。先端が濃かったものが薄く変化したことは、路面に塗った液体が蒸発したと考えれば説明がつく。だが、タイヤの摩耗クズが集積していたとすれば、いつの間にか風で飛ばされたということになる。そういう経時的な濃度変化の不可解な現象について裁判官は言及できなかった。不都合な可能性の言及はあえて避けたのだろう。姑息な裁判官である。

約2名の御用鑑定士は、可能性がない事をわかりながら“まれに”可能性があると進言し、裁判官は「可能性があるなら捏造はないだろう」と何の根拠もなく決めつけた。もし、本件で“まれな”現象が起きたというなら、それが生じる場合の特異性を示すべきであるが一切それがない。また、そういう資料などの提示も一切ない。御用鑑定士の口から出任せを根拠にした恐るべき無思考な判断である。

また、可能性を述べるというが、一般車両において起り得ない現象であり、YやO御用鑑定士が述べた可能性はゼロだと断言しておこう。可能性があるのは液体が蒸発して濃度が変化する現象である。バスを動かした後でタイヤ痕を付け足すために、タイヤが接地していた所に液体を塗ったと考える方が現象的に現実味がある。しかも、これによって濃くなった部分のセンターがずれたと考えれば十分に説明がつく。
証拠写真の影
先端だけ濃くなった部分②が、タイヤ痕のような部分の中央からずれている。普通は、このようにずれることは考えられない。手作業で液体を塗ったため、少しずれたと考えれば説明がつく。
交通裁判の混乱を招くタイヤのゴム屑説

ゴムが削れるタイヤの寿命は極端に短くなる
YやO御用鑑定士が述べた可能性は一般車両ではありえないが、最高速度が300km/hを越えるF1などのレースの世界ではタイヤ表面から剥離したゴムが飛び散る現象がある。これは、タイヤ表面が熱で溶けて路面に粘着して高いグリップを発揮する特殊なタイヤでのみ起きる現象である。
F1タイヤマーブル1
特殊なタイヤを使うレースの世界では、タイヤ表面からゴムが剥離する現象がある。ときとして、コース上に無数のゴムクズが飛び散って黒く見えることがある。常識で考えれば分かるが、タイヤ表面が剥離すると極端に摩耗する。公道において一般車両では起こりえる可能性はない。本件のように、たかだか10km/h程度の極低速のタイヤロックでゴムクズが生じ、ブレーキ痕のように黒くなったとは噴飯ものの珍説である。
F1レースの場合、タイヤ表面が剥離して飛び散るため、300kmほどのレースで2〜3回はタイヤを交換しなければ持たない。タイヤ表面からゴムが剥離するタイヤは、寿命が極端に短くなるのは当然である。
F1タイヤマーブル2
サーキットのコース上に散乱したタイヤのゴムクズ。この写真を見れば、タイヤのゴムクズとブラックマーク(タイヤのスリップ痕)は別物であることが分かる。削れやすいタイヤでも、ゴムクズとタイヤ痕を見まちがえることはない。また、御用鑑定士が唱えるように、タイヤと路面の間にゴムクズを挟んだとなるとボールベアリングを踏んだようになってタイヤが滑りやすくなる。
もし、一般車両で路面が黒く見えるほどゴム質がタイヤ表面から剥離するようなタイヤは、千kmも持たずボウズになるはずである。一般車両が普通に走ると約5,000km走行あたりタイヤ溝が1mm減ると言われている。タイヤ溝の深さは8mmほどあるから、均一に摩耗すれば3〜4万キロぐらいは持つはずである。この程度のことは、車に乗っている人ならタイヤの寿命を経験的に知っているはずだ。一般常識で考えればタイヤ痕と見まちがえるほどのタイヤのゴムクズが出るはずがない。バカも休み休みに言ってもらいたい。
F1タイヤ交換
F1レースではタイヤの寿命はせいぜい100〜150kmほど。タイヤのゴムクズがブレーキ痕の正体だとすると、そのタイヤの寿命は極端に短くなる関係がある。それでもバスタイヤのゴムクズ説を信じるのはまさしくゴムクズ!
そもそも論が希薄化している
前回の高知地裁の再審請求棄却事件では、タイヤ痕の濃さが変わる現象についてまったく無視していた。今回の決定書では、一応言及しているものの、証明不足、検討不足、かつねじ曲げた解釈で結論めいた感じになっている。だが、今回の決定書はABSの機能によるタイヤ痕の影響について何も言及していない。ABS車であれば付かないはずのタイヤ痕が付いていることが疑惑の原点である。弁護士側はそもそも論を諦めたのだろうか?

結局、この裁判官も現場・現実を何も見ていないし何も考えていない。裁判所を突き動かすには、もはや「実車を走らせて見せる」などをしない限り、ループが繰り返されるような気がする。

また、裁判官は「捏造する時間がないことは明らか」と誤判断をしている。事故現場には白バイから漏れたガソリンとウエスがあり、現場へ最初に駆けつけた者なら、野次馬、報道関係者、事故処理班らが到着する前に捏造が可能であることを証明する必要があるのではないか。戦略を見直す必要があると思う。

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監視委員長

Author:監視委員長
職業:元自動車メーカー社員で、バイクや自動車の取り扱いや技術に詳しいらしい
資格:自動車整備士資格があるらしい
趣味:写真を撮るのが得意らしい
特技:若い頃にバイクのレースに出てたらしい

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